夜、寝ているはずなのに
まだ外が暗いうちに目が覚めてしまう。
夢を何度も見て、そのたびに起きてしまい、「朝までぐっすり眠れない」
そんな経験はありませんか?
このタイプの不眠は、年齢だけが原因とは限りません。
心身の疲れや、気づかないうちに溜まった緊張が影響していることも多いのです。
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◇夜中に目が覚める不眠の特徴
夜中に目が覚めやすい人には、次のような特徴が見られます。
・寝ているのに気持ちが休まらない
・夢を見る事が多く、内容を覚えている
・目が覚めるとしばらく頭が冴える
これは
眠りが浅いというより、体と心が休めていない状態と考えると分かりやすいでしょう。
◇東洋医学で見る「眠りが続かない」状態とは
東洋医学では、夜中に目が覚める状態には
主に**「心」**が関わると考えます。
「心」は気持ちを落ち着かせたり、考えを整理したりする働きを持つ存在と考えられています。
この心がうまく休めなくなると、
体は横になっていても内側では活動が続いてしまう状態になります。
その結果、眠りが途切れたり、夢が増えたりするのです。
◇夜中に目が覚めやすい人に多い体質・原因
① 疲れているのに休めないタイプ
仕事や家庭で大きな問題を抱え、
「休みたいのに考えることが多すぎる」状態。
体は疲れているのに、頭と気持ちがオフにならず
深い眠りに入りにくくなります。
→ 日中の疲労が、夜に抜けきらないタイプ
② ストレスを溜め込みやすいタイプ
臨床でとても多いタイプです。
ストレスが溜まると、背中にある心のツボにゴリゴリとした反応が出ることが多いです。
呼吸も浅くなり、その影響で眠りが浅くなったり、
夢を何度も見るようになります。
→ 緊張が抜けず、眠りが分断されやすいタイプ
③ 体が冷えているタイプ
手足やお腹が冷えてしまうと、気が上に上がりやすくなり
本来休むはずの心が夜中も活動してしまいます。
→ 体の土台が弱く、眠りが安定しにくいタイプ
◇今夜からできるセルフケア
①ツボを刺激する
夜中に目が覚めやすい人は、心を落ち着かせるツボをやさしく刺激してみましょう。
・神門(しんもん)
手首の内側にある、「心」のツボです。気持ちや精神を落ち着かせる働きが期待されます。
・内関(ないかん)
東洋医学では「心包(しんぽう)」といって、
心を守る膜のような存在があると考えられています。
内関は、その心包に関係するツボです。
強く押す必要はありません。気持ちいいと感じる強さで、左右それぞれ30秒ほど押してみてください。(※ツボの場所は画像を参考にしてください)
画像はillustACのカラーリーフクラフトさんの画像をお借りしております。


②お腹や手足を温める
夜中に目が覚める人は、気が上に上がりやすくなっています。
お腹や足元を温めることで、頭にのぼってしまった気が降りてくるので
リラックスしやすくなります。
・腹巻き
・ゆたんぽ
・靴下
など簡単なもので構いません。
③考えを整理する時間を作る
布団に入ってから考え始めると、頭が冴えてしまいがちです。
寝る前に、あえて考える時間を5分だけ作ってみてください。
そのあとで、声に出して
「今日は考えるのはここまで」と言ってから布団に入ると、
気持ちが切り替わりやすくなります。
単純ですが、意外と改善が見られます。
◇それでも眠れない場合の考え方
セルフケアで楽になる方もいますが、
それでも夜中に目が覚めてしまう場合は、
体を外からサポートするのも一つの方法です。
・温熱グッズ
・GABAなどのサプリメント
・お家でできるお灸
夜中に目が覚めやすい方の中には、
ご自宅でできるお灸をセルフケアとして
取り入れている方もいらっしゃいます。
体を温めてゆるめることで、
眠りに入りやすくなることもあるようです。
お灸を行う場所はセルフケアと同じツボで試してみてください。
なお、お灸は火を使うため、
必ず火傷に注意しながら行い、最初は短時間・少ない回数から試してみてください。お灸を置いた周りがほんのり赤くなるくらいが目安になります。
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◇まとめ
夜中に何度も目が覚めてしまう不眠は、
年齢だけが原因とは限りません。
東洋医学では、
心身の疲れや緊張によって
「心」がうまく休めていない状態と考えます。
ツボの刺激や身体を冷やさない、気持ちの整理をするなど出来ることから試しにやってみて下さい。
ただし、「頑張っても眠れない日がある」のは
決しておかしなことではありません。
無理に我慢せず、体を休めるための手段として
お灸や温熱グッズなどを
上手に取り入れてみてください。
少しずつでも、朝まで眠れる日が増えていくことを願っています。
※この記事はセルフケアの考え方を紹介するもので、診断や治療を目的としたものではありません。
セルフケアで様子を見るのも一つですが不眠の状態が長く続いたり、日常生活に支障をきたす場合は念のため、医療機関に相談してみるのも大切です。

