生理が近づくと下腹部が重くなったり、ズキズキとした痛みでつらくなってしまうことはありませんか?
毎月のことだからと我慢している方も多いと思いますが、生理痛は決して気のせいでも、我慢しなければいけないものでもありません。
この記事では、鍼灸師の視点から生理痛が起こりやすい体の状態と、少しでも楽に過ごすための考え方やセルフケアについてお伝えします。
◇生理痛の特徴
生理痛は、下腹部を中心に重だるさや痛みが出たり、腰や脚まで違和感が広がることもあります。
症状の出方や悩みは人それぞれで、すべてを一つの記事でお伝えするのは難しいため、
今回は「痛み」に焦点をあててお話ししていきます。
◇東洋医学から見た生理痛の考え方
東洋医学では、生理痛は体の中を巡っている「気」や「血」の流れがスムーズでなくなっている状態と考えられています。
原因はひとつではなく、いくつか重なっていることが多いです。
① 体が冷えやすい状態が続いている
生理中に冷たい飲み物をとることが多かったり、冷房の効いた場所で長時間過ごしていると、下腹部が冷えやすくなります。
その影響で、子宮まわりの巡りが悪くなり、痛みを感じやすくなることがあります。
② ストレスが続いている
ストレスが溜まると、体の巡りを調整する働きが乱れやすくなります。
その結果、血の流れが滞り、下腹部に重だるさや痛みが出やすくなると考えられています。
③ 出産や疲れが重なっている
出産後や疲れが溜まっている時は、体を回復させるためのエネルギーや血が不足しがちになります。
その状態が続くと、子宮まわりに十分な栄養が行き届かず、
生理のたびに痛みを感じやすくなることがあります。
◇生理痛が起こりやすい人の共通点
① 体が冷えやすい方
夏でも膝掛けが手放せなかったり、手足やお腹が触ると冷たく感じる方は要注意です。
また、職場で水を使う機会が多かったり、冷房の効いた環境に長時間いることが多いと、
知らないうちに体が冷えてしまうことがあります。
体が冷えると、子宮まわりの巡りが悪くなり、生理の時に痛みを感じやすくなると考えられています。
② ストレスを抱えやすい方
常に頭の中で何かを考えていたり、悩み事が多く、なかなか気持ちを休ませられない方も
生理痛が起こりやすい傾向があります。
心が緊張した状態が続くと、血行やエネルギーの巡りが滞ってしまい
生理の時に痛みを感じやすくなると考えられています。
◇今夜からできるセルフケア
① ツボを刺激する
生理痛は原因によって合うツボが少しずつ変わります。ご自身の体の状態に近いものを参考にしてみてください。
・体が冷えやすい方:地機(ちき)
冷えを和らげ、血の巡りを整えることで痛みを和らげる効果が期待されます。
・ストレスを感じやすい方:太衝(たいしょう)
気持ちの緊張をゆるめ、巡りを助けてくれると考えられています。
・出産後や疲れが抜けにくい方:足三里(あしさんり)
食事からのエネルギーを補いやすくし、
体全体の回復を助けてくれる効果が期待されます。
・どのタイプの方にもおすすめ:三陰交(さんいんこう)
生理に関係の深い働きを同時に整えてくれるため、
生理痛のセルフケアによく使われます。
※ ツボの場所は、画像を参考にしてください。強く押さずに気持ちいいくらいの強さで30秒ほど刺激してみてください。




② お腹まわりを温める
下腹部や腰をじんわり温めてあげることで、
血の巡りが良くなり、痛みが和らぐことがあります。
電気毛布や腹巻きなどでも試す事ができますが、下記のようなピンポイントで使えるものもいいかもしれません👇
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◇ まとめ
生理痛は「体質だから仕方ない」と我慢してしまう方も多い症状です。
ですが、冷えやストレスなど体の状態が影響していることも少なくありません。
まずはご自身の体の傾向を知り、できそうなセルフケアから無理のない範囲で取り入れてみてください。
少しでも毎月のつらさが和らぐきっかけになれば嬉しいです。

