疲れが溜まった時や、しっかり寝たはずなのに
朝起きると頭がギューッと締め付けられるように痛むことはありませんか?
朝から頭痛があると、それだけで気分が落ち込んでしまう方も多いと思います。
このような頭痛は「緊張性頭痛」と呼ばれ、
体や心の緊張が続くことで起こりやすいタイプの頭痛です。
※ 注意事項 頭痛の中には、まれではありますが重い病気が関係している場合もあります。 痛みが長く続く場合や、いつもと違う強い痛み、しびれ・吐き気・発熱などを伴う場合は、自己判断せず早めに医療機関での検査をおすすめします。
この記事では、鍼灸師の視点から緊張性頭痛が起こりやすい体の状態と、
少しでも痛みを和らげるための考え方やセルフケアについてお伝えします。
◇緊張性頭痛の特徴
緊張性頭痛は、肉体的な疲れや精神的なストレスが続くことで、首や背中まわりの筋肉がこわばってしまうことから起こりやすい頭痛です。
筋肉が硬くなると、首の後ろを通っている神経や血管が圧迫され、その影響で頭が締め付けられるような痛みを感じることがあります。
◇緊張性頭痛が起こりやすい人の共通点
① 長時間同じ姿勢が続く方
デスクワークで書き物やパソコン作業が多い方、または長時間の運転をする方に多く見られます。
首や肩に負担がかかりやすく、筋肉が緊張した状態が続いてしまいます。
② 悩み事やイライラを抱え込みやすい方
気を使い過ぎてしまったり、思い悩むことが多い方にも緊張性頭痛は起こりやすい傾向があります。心の緊張が続くことで、体も無意識に力が入ってしまうためです。
◇ 東洋医学から見た緊張性頭痛
東洋医学では、緊張性頭痛には「肝(かん)」の働きが関係していると考えられています。
仕事や家事で無理が続いたり、長時間同じ姿勢で過ごすことが多かったり、
気を張った状態やイライラを抱えた時間が長くなると、
体のエネルギーが上のほうに集まりやすくなります。本来であれば落ち着いて下に巡るはずの流れがうまくいかず、
その結果として頭や首まわりに負担がかかり、頭痛として現れることがあると考えられています。
◇今夜からできるセルフケア
① ツボを刺激してみる
太衝(たいしょう)
太衝は、気持ちが張りつめている時や、体に力が入りやすい時によく使われるツボです。
頭のほうに上がりやすくなった状態を、ゆっくり落ち着かせるように助けてくれると考えられています。
強く押さずに気持ち良いくらいの強さで30秒ほど押してみてください。

② 目を温めてあげる
(ズキズキとした痛みが強い場合は、冷やしてください)
東洋医学では、目と「肝」は深く関わっていると考えられています。
締め付けられるような頭痛の時は、目のまわりをじんわり温めてあげることで、緊張がゆるみ、症状が和らぐことがあります。
頭痛があると眠りが浅くなってしまうこともあります。
夜の不調が気になる方は、不眠について解説した記事も参考になるかもしれません。👇

◇まとめ
緊張性頭痛は、体や心の緊張が続くことで起こりやすい頭痛です。
疲れやストレスが溜まっている時ほど、知らないうちに首や肩、気持ちにも力が入ってしまいます。
東洋医学では、頭だけを見るのではなく、体全体の巡りやバランスを整えることを大切に考えます。
今回ご紹介したツボ押しや目を温めるセルフケアは、
今夜からでも無理なく取り入れられるものです。
すぐにすべてを頑張らなくても大丈夫です。「今日は少し体をゆるめてあげよう」
そんな気持ちで試してみてください。
それでも頭痛が続く場合や、痛みが強い時は、
医療機関や専門家に相談することも大切です。
この記事が、緊張性頭痛で悩んでいる方の
少しでも楽になるきっかけになれば幸いです。

